汎用性の高いオプション理論

現実には「原油価格の動向を見てから決める」とか、「イザとなったら途中でプロジェクトを中止する」、なんて選択肢があるのは当然だ。テクニカルになるので説明は省くが、オプション理論を使えば、このような選択肢も含めて、そのプロジェクトの価値評価ができる。すげえのは、ありえる将来シナリオが生じる確率を設定しなくても、数字がはじき出せるという点。もちろんいろいろ限界・制約はあるが、この発想力は神だな。

「2項ツリー」というまさにDecision Tree Modelをつくりながらこの問題を解くわけだが、ここで以前にとったManagerial Decision Makingとのつながりが見えて脳内スパーク。ブラック・ショールズ方程式もこの考え方が裏にあるわけが、いやあコレはたしかに人間の偉大な英知だ・・・・世界の見え方が変わります。