2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

トリップアドバイザーのCEO

新しい機能は、試行錯誤で進めていく。当たると予想して外れたり、予想外のものが人気を集めることなどざらで、臨機応変に即興的に意思決定をしていくことが重要だ。競合はいくつか現れているが、競合を気にするよりも顧客のことを理解することに専念してい…

教科書に沿った日本のエコノミスト

「ニューケインジアンの分析では財政政策は脇役にすぎない」と土居教授は指摘するが、これは論理的必然ではない。裁量的財政政策を必要としない時代が長く続いたせいで、財政政策を分析する必要性がこれまでなかったからだと考えられる。 また、乗数が小さい…

財政政策って効果がないの?

米国の財政出動も、主流経済学者からしたら効果は薄いものというのが大半の意見だろう。でも、政治的には何かするという姿勢を示すことが重要だし、それでいくらか雇用改善につながるのなら、それは意味がある。投資額に対して、雇用改善のパフォーマンスが…

池尾さんのインタビュー

―日本と対照的に、欧米ではケインズ経済学が過去のものと見なされているのはなぜか。 欧米は第二次オイルショック時にスタグフレーションに見舞われ、塗炭の苦しみを味わったからだ。オイルショックによってサプライサイド(供給側)に大問題が発生したのに…