チャプター11はアメリカ国内から見てもアメリカ的である

日本の会社更生法の内容も詳しくは分からんので俺は比較できないけど、「チャプター11」は非常に「アメリカ的」だ、と教授は言う。つまり、確かに「倒産」するんだが、いろいろベネフィットもあって、借金踏み倒せるとか、カネを借りやすくなるとか、倒れた企業が再チャレンジできるための素地を整える、という色合いが濃い。1回失敗したら市場から永久に退出、ではなく、この2度目のチャレンジができるようにする、というのが「アメリカ的」だ、と。もちろんコレにはDownsideもあって、「チャプター11」があるからといって必要以上にリスクをとったり(モラルハザード)することもあるだろう。「チャプター11」がアメリカ企業の興隆、あるいは社会厚生にどのような影響を及ぼしているかは、それだけで学者が一生やり続ける研究テーマになりえる。