webでの論争

1.? 読んだ瞬間に反射的に反応せず、まずは一呼吸おく。

最低、一晩はおく。感情的に反論して、いい結果になった試しはない。どうせやるなら、効果的にやるべきであり、そのためには冷静になることが大切。なお、半年くらいかけて、じっくり反撃の機会を伺ってもよい。

文章による論争は一晩おけるのが対面の論争との大きな相違点。さらにブログであればあとで比較的冷静な発言できるし後日改定することもできる。

2.? 相手の文章を何度も読み返す。

一番かっこ悪いのは、文章をきちんと読まないで批判したり反論したりするもの。そもそもマナー違反だし、相手も、ネット上で喧嘩を観戦する人たちも、「いや、そういうことじゃないでしょ・・・」と思われると、反論が効果的でないだけでなく、自分の株も下げる。むしろ行間を読んで、相手の真意を理解してあげる。あげ足とりはしない。

もっともな意見だが、大抵のブログ筆者やコメンターは自分のビジネスに深く関わる記事でない限りじっくり読まずに書き込む。中にはポジショントークも多く含まれる。そのため自分に対する批判に対して反論するときは「反論すべき記事かどうかを判断するための指標」を持つべきだと思っている。
特に参考事例として取り上げているはてブに関してはid:umedamochioが警鐘を鳴らした時の例が一番分かりやすい。コメントする側は100字で理路整然と批判することは普通しないし、またそのコメントを見る側も普通はたった100字から行間を読むことはしないし不可能。そのため論争の土台にはなりにくい。多面的な意見を伺えるのがはてブの最大のメリット。


3以降はだいたい対面の論争でも参考にしたいテクニック

3. まずは相手の正しい点、いい点を半分くらいは認めてあげる。

4. 戦い方は①ファクツ(事実認識)で勝負するか、②現場感で勝負するか、③ロジックで勝負するかの三つしかないことを認識して、自分がどれを選ぶべきなのかを考える。

5. 罪を憎んで人を憎まず。攻めるべきは人格ではなく、その人の論であることを忘れない。

6. 起承転結を意識して、書き起こす。いきなり攻めない。余裕を見せる。

7. 最後に一般論に落とす。